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国民健康保険証の「留め置き」をただちにやめ、市民の命を守れ

てらど月美市会議員

2010年12月2日

12月2日、大阪市会決算特別委員会が開かれ、日本共産党のてらど月美議員は、国民健康保険について質問しました。

 大阪市は、国民健康保険料を1円以上滞納していることを理由に区役所窓口で保険証を「留め置き」にされ、通常保険証が未交付になっている世帯が1,629世帯、短期証では21,876世帯、資格証を合わせれば33,884世帯もの人が保険証を交付されていません。寺戸議員は、異常な事態だと厳しく指摘し直ちに保険証を交付するように強く求めました。

 寺戸議員は、国民健康保険法第1条の「社会保障であり、国民皆保険制度の一翼を担うもので、派遣労働者や年金生活者など低所得者のセーフティーネットとなっている」と強調し、滞納があるからといって被保険者に制裁措置をとり、事実上の無保険者にすべきではないと批判しました。

理事者は「今後も収納対策を積極的にすすめる」と開きなおりの答弁。

寺戸議員は、市民の命と健康を守ることよりも、大阪市のお金と保険証を人質にした保険料徴収は国保法の精神にもなく許されない態度だと厳しく批判しました。