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雇用・福祉の総合対策が必要 西成区「特区」構想で尾上市議 |
尾上康雄市会議員 2012年1月19日 |
尾上議員は、橋下市長が大阪市西成区を「優遇特区」にする構想を検討していることに関連して質問しました。(提出資料) 橋下市長は日雇い労働者が集まる「あいりん地区」を抱え、全国でも生活保護率が高い西成区について「現状を打開する」とし、同地区周辺を「特区」に想定し、府外から転入する子育て世帯を対象に固定資産税や市民税を一定期間免除することなどを検討しています。 「西成区で生まれ育った西成区選出の議員として、西成を良くしたいという思いは一緒」と述べた尾上議員は、人口比で65歳以上が占める割合(高齢化率)は29.1%で市内最高であることなどを示し、「あいりん地区問題も重要だが、高齢者を後回しにせず、大事にするべき」と強調。雇用問題の解決、医療・福祉の充実などを総合的に進めることこそ重要だと主張しました。 橋下市長は当初、西成区長も兼任する考えを示していましたが、尾上議員の質問に「法律上はできないとの意見があった。しかし直接西成に関与するのが大きな方針だ」と答弁。尾上議員は「市長の思いで発信しながら、撤回するだけで次に行くというスタイルは問題だ」と批判しました。 (2011年1月29日付大阪民主新報) |