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国保滞納

一方的差し押さえ批判

大阪市議会北山氏「即刻やめよ」

北山良三市会議員

2014年2月21日

 日本共産党の北山良三大阪市議は21日、市議会民生保健委員会で国民健康保険料滞納への無差別的な財産調査や一方的な滞納処分・預金差し押さえについて質問、強硬なやり方はやめよと迫りました。

 国保料滞納世帯に大阪市がおこなった2012年度の財産調査は84万3714件。差し押さえは1500件にのぼります。

 北山市議は、鳥取地裁が昨年3月に「児童手当の差し押さえは正義に反する。権限を乱用した違法なもの」と断罪した判決をあげ、児童手当や年金、給与など「差し押さえ禁止財産」の入った預金□座を狙い撃ちした滞納処分・差し押さえは即刻辞めるべきだと強調しました。

 また、「判決を踏まえ、差し押さえ禁止財産が預金□座に振り込まれたものと判別できる財産は差し押さえしない、口座に振り込まれた年金や給与についても差し押さえ禁止額の差し押さえは行わない、こういう立場で対応するべきだ」と指摘しました。

 市国保収納対策担当課長は「差し押さえ禁止債権(財産)が振り込まれた直後の当該債権(財産)が大部分の預金□座を、狙い撃ちで差し押さえるような案件については今後実施しない」と答えました。

(2014年2月26日付しんぶん赤旗)