title

周産期医療充実こそ

住吉市民病院跡地 誘致問題 北山氏ただす

北山良三市会議員

2014年9月29日

大阪市議会委

 日本共産党の北山良三大阪市議は9月29日、大阪市議会決算特別委員会で、大阪市の市立住吉市民病院用地(住之江区)に民間病院を誘致する問題について、橋下徹市長にただしました。

 北山氏が「大阪府市住吉母子医療センター」の建設と市民病院跡地への民間病院誘致は一体で進めていくのかとただしたのに、橋下市長は「事業計画としては一体だ」「南部医療圏全体の面としてレベルを上げることが重要だ」と答えました。

 北山氏は、この地域を面として考えれば、現在ある府立急性期総合医療センター(住吉区)と老朽化した住吉市民病院のもともとの建て替え計画を足せば小児・周産期のベット数は209床となると指摘。「大阪府市母子医療センターの125床では84不足し、このレベルの小児・周産期ベッドをもつ民間病院を誘致するのかとただしました。橋下市長は「医療の質はベッド数だけではない」と不明確な答弁でした。

 北山氏は「住吉市民病院が地域に果たしてきた役割をなくされたら困ると言う市民の不安にこたえるべきだ」と強調。「一体としてすすめる」というのなら市民病院廃止条例が議決されたときの付帯決議にある▽市民病院の小児周産期医療機能の存続▽南部医療圏(市民病院周辺)の小児・周産期医療充実―の二つの目的に沿って民間病院を誘致をすすめるべきだと追及しました。

 橋下市長は「その通りだ」と答弁しました。

(2014年10月2日付しんぶん赤旗)