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住吉市民病院の閉院問題 公立での存続求める 北山市議「民間誘致は困難」 |
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北山良三市会議員 2015年1月22日 |
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日本共産党の北山良三大阪市議は22日、市議会民生保健委員会で住吉市民病院用地への民間病院誘致について質問し、2015年度末での市民病院閉院の方針を見直し、公立での現地建て替えを求めました。 橋下徹大阪市長は「閉院時期の見直しはしない」「莫大(ばくだい)な公金を投入して公立病院を維持するのは間違っている」と述べ、従来の姿勢を崩しませんでした。 北山氏は、民間病院誘致のための公募が2度にわたり不調に終わったことを踏まえ、民間病院では▽小児科医の確保が極めて困難▽小児・周産期医療は採算がとれず経営上のリスクが大きい▽長期間の運営が難しいーと指摘。市民病院の廃止は2015年度末と迫っており、民間病院の誘致が決まらないまま市民病院が閉院し、地域医療に空白が生じる危険があるとして「閉院時期を見直すべきだ」「民間病院誘致の考えを変更し、市民病院を継続させながら現地で建て替えることが最も合理的だ」と迫りました。 市は、2度の公募失敗を受け、個別の交渉で民間病院を誘致する方針に転換。北山氏は、この点でも▽誘致基準を市民に公表すること▽地元の医療関係者や専門家を含めた第三者機関を設置し、審査と承認を得ることーを求めました。 傍聴した「住吉市民病院を充実させる市民の会」の松本安弘事務局長は「市民病院が閉まり民間病院も来ないとなれば、大変な医療空白が生まれてしまう。市長の姿勢は無責任だ。今日の答弁を広く市民に知らせ、公立としての現地建て替えを求めていきたい」と話しました。 (2015年1月23日付しんぶん赤旗) |