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病床や医師が激減

住吉市民病院用地への民間誘致

井上議員 大阪市計画を批判

井上浩市会議員

2015年9月17日

写真 大阪市議会民生保健委員協議会が17日開かれ、日本共産党の井上浩市議が住吉市民病院用地への民間病院の誘致について質疑しました。

 市は2回の公募失敗を経て3日、誘致する民間病院を医療法人三宝会(南港病院)と選定したと発表しましたが、病床数や医師が現在から激誠することなど医療水準の低下は明らかです。

 井上氏は、同病院は現在も過去も小児科、産婦人科の外来・入院も全く経験がない病院だと述べ、「選定にあたって提案内容が確実に実施されるかが問題にされなければならないのに問題にしていない」と指摘。公募のときの2病院に比べても、医療内容は低下していると批判しました。

 井上氏は、「現在の医療機能に比べて、医療内容は乏しい」「小児・周産期の経験がないので、継続して診療が行えるか疑問」「付帯決議に沿ったものとなっていない」との地元医師会の声を「ミク口の意見」だと切り捨て、強引に計画を推し進める橋下徹市長の姿勢を批判。「こんな医療内容では地域医療は守れない。ますますニーズが増加するハイリスク出産、母体保護、さまさまなフォ口ーアップは民間でなく公が担うと住吉市民病院の現地建て替えが決まっていた。この原点に立ち返るべきだ」と主張しました。

(2015年9月19日付しんぶん赤旗)