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住吉病院現地建て替え

大阪市議会 尾上康雄議員

尾上康雄市会議員

2015年12月9日

写真 日本共産党の尾上康雄大阪市議は9日、市議会民生保健委員会で市立住吉市民病院(住之江区)の閉院延期に伴う耐震補強などの補正予算について質疑し、誰もが安心して出産し、子育てできるようにと、改めて住吉市民病院の現地建て替えを求めました。補正予算については全会一致で賛成しました。

 尾上氏は、「市民の安全・安心の観点から2年延長に見合う補強工事で一定補強され、2年以上は使用可能になったのではないか。医療空白をつくらないため建て替えまで診療を続けるべきだ」と質問。市は、施設の老朽化、医師の確保を理由に「2年以上の延長は困難」と拒否しました。

 尾上氏は、住吉市民病院の病床を「府市共同住吉母子医療センター(仮称)」と民間病院に移譲する再編計画に、市南部保健医療協議会や府医療審議会で反対する意見が多く出されたと指摘しました。

 「近々開かれる府医療審議会で方向が出るが、厚労省は地元合意については『合意があって初めて計画が申請されるものです』とこたえている」とのべ、「地元合意がない中で、さまさまな意見があるとして『再編計画』を強引に推し進めることには無理がある」と主張しました。

(2015年12月11日付しんぶん赤旗)