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住吉市民病院現地建て替えを

大阪市議会委 尾上市議が質問

尾上康雄市会議員

2016年5月18日

写真 日本共産党の尾上康雄大阪市議は18日、市議会民生保健委員会で質問に立ち、市立住吉市民病院の廃止に伴う病院再編計画を見直し、現地建て替えを吉村洋文市長に求めました。

 再編計画は住吉市民病院を廃止し、府市共同住吉母子医療センターと、市が市民病院跡地に誘致する南港病院に再編するものです。

 尾上市議は、この間2回の住民説明会が聞かれたが、ますます不安がかきたてられ、住民の理解が得られたとはとても思えないと指摘。「住吉市民病院がこれまで担ってきた機能を府市共同住吉母子医療センターと民間病院でどう分担していくのか明確でなく、地元医師会の理解も得られていない中で、南港病院と基本協定書を結ぶのは時期尚早だ」と批判しました。

 尾上市議は、南港病院に産科を開院させるために、住吉区内の他の病院が産科を閉じて、辞めた産科医師が南港病院に行く事態となっていることを指摘し、「これでは南部医療圏で不足する小児・周産期の提供体制の構築にはならない」と強調。「民間病院には小児・周産期医療は担えない。住吉市民病院の医療機能を役割分担でごまかしてすすめたら、共倒れになる」述べ、「公立として、現地建て替えが合理的で理にかなったものだ」と主張しました。

 吉村市長は、計画を推進していく姿勢に執着しました。

(2016年5月21日付しんぶん赤旗)