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住吉病院間題 公立病院に役割承継を 大阪市議会委が参考人質疑 尾上氏が質問 |
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尾上康雄市会議員 2017年12月5日 |
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大阪市議会民生保健委員会は5日、来年3月に閉院する市立住吉市民病院の医療機能の承継などについて参考人質疑を行いました。日本共産党の尾上康雄市議が質問しました。 尾上議員は、大阪急性期総合医療センターヘの医療機能承継の進ちょく状況に関し、「社会的弱者に対するケアについて住吉市民病院が果たしてきた役割は大きい」として、公的病院が果たすべき役割への見解を求めました。 舟本仁一住吉市民病院長は「公立病院の役割は、いち早く社会の課題に気づき、不採算であってもとにかくとりくむこと、あるいは民間病院だけでは不採算性その他の理由から、量的および質的に対応が不足する場合、補完的に取り組むこと」と表明。「大阪市で住吉市民病院が果たしている役割は公立病院が担うべきものと考えている」と答えました。 住吉市民病院閉院後の医療空白について、舟本氏は「住吉市民病院が担ってきた役割がその一部であっても引き継がれないという事態が生ずれば、医療空白である」とのべました。 住吉市民病院と急性期総合医療センターとの統合案が決まった際、住吉市民病院の11の医療機能の承継について当時は議論されたのかと尾上議員は質問。大阪市民病院機構の野田誠事務局長は「医療機能について当時は、急性期総合医療センターが継承することを前提にしていたので、具体的な個々の議論はなかった」と明らかにしました。 (2017年12月6日付しんぶん赤旗) |