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違法な「カラ残業」「ヤミ年金」

「手厚い部分の福利厚生」の見直しを

財政・総務委員会わたし議員が是正を求める

わたし考一市会議員  2005年6月22日

 6月22日大阪市会財政・総務委員会が開かれ、大阪市福利厚生制度等改革委員会(大平光代助役・委員長)が、関市長に提出した「第2次報告」について報告がおこなわれ、わたし考一議員が、昨年暮れから大阪市で問題になっている職員「厚遇」・福利厚生制度の問題で質疑をおこないました。

 わたし議員は、いわゆる職員「厚遇」問題で是正されるべきは、違法なカラ残業、市互助組合を通じて実施されていた条例化されていない「ヤミ年金」と同時に福利厚生については、一般とかけ離れた「手厚い」部分の見直しが必要だと強調しました。

 同議員は、同時に地方自治体には、地方公務員法で定める福利厚生についての実施義務があると指摘。「改革委員会」の報告は、こうした点で不十分であり従来の施策の削減に終始しており、これでは大阪市の福利厚生実施義務は果たせず、市長の責任において大阪市の職員福利厚生について全体像を早く示すべきだと主張しました。關淳一大阪市長は、「職員の福利厚生事業は民間企業や国、他都市との均衡、財政負担を考慮しながら適切な福利厚生事業をおこなう」と答弁しました。

これに対し、わたし議員は同改革委員会が一月にだした中間報告で「あるべき福利厚生制度の水準について報告をとりまとめ市政に対する信頼を取り戻し、職員が公務に専念できるようにしたい」としており従来施策の見直しと今後どのような福利厚生制度にしていくのか同時に提起する事が重要だと重ねて要求しました。