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住民に奉仕するという原点に立った市政を

財政総務委員会で、稲森豊議員が裏金問題で市長をただす

稲森豊市会議員

2008年7月25日

7月25日、大阪市会財政総務委員協議会が開かれ、日本共産党の稲森豊議員が、裏金問題で平松邦夫市長をただしました。

 稲森議員は、平松市長がきびしく指示したにもかかわらず、東住吉区浪速区で新たな裏金が発覚したことに関し、新たな調査は当然必要だと指摘。同時に、非営利団体や任意団体への各種委託料にかかわって、監査が不十分なことなどから横領等が頻発しており、委託料のあり方についても改善すべきだと強調し、市長の見解を問いました。平松市長は、徹底した調査をおこなうとともに、前向きに動こうと職員に語れる市長になりたい、などと答えました。

 また、稲森議員は、コンプライアンス(法令順守の管理体制)という言葉がとびかっているが、システムだけ作っても魂を入れないとだめだと指摘。かつての公金詐取事件や最近の職員厚遇、また、不公正乱脈な同和行政の例をあげ、これらはいずれも、市幹部が、住民に奉仕するという原点を忘れ、市民の目線からはなれた保身と官僚的体質を露呈したものであり、住民のいのちと福祉を守るという自治体の任務を徹底してすすめる市政を前提にしてこそコンプライアンスが機能すると強調しました。