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岩崎けんた市会議員 2012年4月12日 |
昨年秋の大阪市長選をめぐり、市交通局の元嘱託職員が労組を攻撃するために捏造(ねつぞう)した選挙用リストの提供をうけた「大阪維新の会」市議が市議会で追及した問題で12日、市議会交通水道委員協議会が開かれました。橋下徹市長は、事件の徹底解明どころか、「維新」市議を徹底してかばい続けました。 問題のリストは、交通局所属の約1800人分の「知人・友人紹介カード配布回収リスト」。平松邦夫前市長の当選のために、大阪市労働組合連合会(市労連・連合加盟)が作成したかのようにしていました。 提供をうけた「維新」の杉村幸太郎市議は「交通局と組合が組織ぐるみで市長選に関与していたことを裏付けるもの」「告発者は、捏造のしようがない立場の方」と断定して質問していました。 橋下市長は、答弁で「表現の自由は最大限保障される。真実でなくても『相当の事由』があれば、虚偽でもそれなりの合理的根拠なら名誉毀損(きそん)は問わない」「役所、公務員への追及、議員活動については謝る必要はない」「議員は市民の代表だから好き勝手言ってください」と居直りをくり返しました。 日本共産党の岩崎賢太議員は「捏造だとわかってからもなお市長がかばい続ける。これでは市政に対する市民の信頼を損ねる」と批判。徹底究明とともに、「維新」と橋下市長をさらにただしていくと主張しました。 「維新」の坂井良和市議は、市労連から謝罪要求されていることについて、「リストを労組がつくったとは決めつけていない」と謝罪を拒否しました。 (2012年4月13日付しんぶん赤旗) |