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井上浩市会議員 2012年4月25日 |
閉会中の大阪市議会で25日、文教経済委員会に付託された「教育関連2条例案」の審議が行われ、日本共産党の井上浩議員が「教育本来の営みをゆがめる2万%強制の条例であり、きっぱり撤回すべきだ」と橋下徹大阪市長に迫りました。 井上氏は、3月の卒業式後に市内の中学校が「君が代」斉唱時に不起立教員が出たことをわびる保護者説明会を開いていたことを指摘、「子どもたち、保護者にとって不起立が不適切かどうかはそれぞれの思想・信条に委ねられるものではないか」とただしました。 橋下市長は「起立斉唱は思想の強制ではない。あくまで式典のルール。起立が価値観の強制というなら、立たないことも価値観の押しつけ」とすり替える一方、声を荒らげて、「立って歌わなくていいという保護者はこの説明会にこなくていい。ルール違反したら謝るのが当たり前」などと開き直りました。 井上氏は「思想・信条の自由に関わる問題だから取りあげている。今回行われたのは、立たなければいけないという価値観を前提とした糾弾会ではないか。こんなやり方が教育になじむのか」と強調。「条例の矛先が一般市民にまで向けられている。『思想調査』を想起した。謝るべきは、脅しと見せしめによって教育に不当に介入している市長ではないか」と批判しました。 (2012年4月26日付しんぶん赤旗) |