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山中智子市会議員 2013年3月15日 |
15日に聞かれた大阪市議会財政総務委員会で山中智子市議は、昨年制定された、憲法で保障された思想良心の自由、表現の自由を蹂躙(じゅうりん)する「職員の政治的行為の制限に関する条例」の晃直し、廃止を求め、橋下徹市長に質疑しました。 山中議員は、国家公務員の政治的行為の制限をめぐって、無罪となった旧社会保険庁職員への昨年12月の最高裁判決を示し、管理職的地位にない職員が職務と無関係に行った「赤旗」号外配布などは「公務員の政治的中立性を実質的に損なわれないとして無罪になった」と指摘。「最高裁で無罪になったこの例を市の条例にあてはめればどうなるのか」とただしたのに対し、市は「条例では特定の政党の機関紙その他刊行物を配布することを禁止している」と条例違反になるとの認識を示しました。 山中議員が、国連が公務員の政治活動の規制は「不合理な制限」だとして撤廃を勧告していることや、最高裁判決を報じた新聞各紙でも「過剰なしばりを解く判決」と歓迎していることなどを示し、「条例」は見直すべきだと追及したのに対して、橋下市長は「これまでと違って適用の仕方が変わっただけ。条例自体は問題ない」と強弁しました。 (2013年3月17日付しんぶん赤旗) |