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せと一正市会議員

2016年2月24日

写真 大阪市議会財政総務委員会が24日開かれ、日本共産党の瀬戸一正市議は、吉村洋文市長が提案した「副首都推進局」について、昨年の住民投票で大阪市を廃止・解体するものとして否決された「大阪都」構想をめざすものだと指摘し、設置に反対しました。「副首都推進局」設置議案は、大阪維新、公明の賛成多数で可決しました。

 瀬戸議員は、吉村市長が住民投票では否決されたが、市長選で「バージョンアップ」を訴え当選したと、「都」構想を推進していることを批判。「住民投票と市長選では選挙の性格が違う」と指摘し、「市長選では市民はさまさまな基準で選ぶが、住民投票は明らかに『都』構想に賛成か反対か、大阪市を廃止するか否かにしぼったもので、『ラストチャンス』『住民投票は最高の民主主義』といって得られたのが『都』構想の否決であって、この民意を踏みにじることになる」と主張しました。

 瀬戸議員は、歴史的大都市である大阪市が完全に消滅する、分割されバラバラになる、自立した大阪市が府の従属団体になる、大阪市民がなくなる―「都」構想に大阪市民が拒否反応を示すのは当たり前だと述べ、「『副首都推進局』の設置に反対だ」とのべました。

(2016年2月27日付しんぶん赤旗)