title

 

岩崎けんた市会議員

2016年9月29日

写真 岩崎議員は9月29日の財政総務委員会で、平野区の加美出張所の廃止について質疑しました。

平野区では今年3月に長吉出張所と瓜破出張所の2カ所が廃止され、出張所で取り扱われていた事務の一部が南部サービスセンターへ移されました。今回は3カ所目の加美出張所を廃止するというもので、加美出張所で行っていた事務のうち証明書の発行などは同じ施設を北部サービスセンターと名前を変えて行い、住民票の異動届、転出転居の届出、出生届等は区役所での受付になります。

 岩崎議員は、そもそも平野区の出張所は、長吉村、瓜破村、加美村という三つの旧村を廃止して大阪市に合併する際に、それまで村役場を利用してきた村民の利便を考えて設置したものだと指摘するとともに、出張所は地方自治法にも規定されており、条例や規則で定めればもっと多くの事務を行う事ができると強調しました。

岩崎議員は、長吉・瓜破両出張所が廃止された際の委員会で当時の平野区長が、「地域福祉力、地域防災力の向上のため両出張所の統合で生み出した職員を有効活用し区役所全体のサービスの向上を目指す」などと答弁していることを紹介し、出張所の廃止によって職員の配置がどう変わったのかと質しました。

 当局から、福祉分野の体制を強化したかのような答弁がありましたが、岩崎議員は資料を示して、「3つの出張所で行っていた業務が区役所へ移動するので、単に職員の配置換えに過ぎない。地域防災力向上のための人員配置もなく『体制強化』ではない」と批判しました。

 岩崎議員は、出張所が廃止され不便を被っている高齢者の声などを紹介し、今回の加美出張所の廃止は「住民サービスの切り捨てに繋がるもので反対」と表明しました。

(2016年9月29日)