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小川陽太市会議員 2017年2月17日 |
日本共産党の小川陽太大阪市議は17日の市議会都市経済委員会で、吉村洋文市長と松井一郎府知事が大阪市此花区の夢洲へのカジノを中核とする統合型リゾート(IR)誘致にむけ、「IR推進局」を府市共同で設置することについて質疑しました。 小川議員は、ギャンブル依存症対策や、自己破産の増加、組織犯罪など懸念材料が山盛りで、国民の批判も強く、実施法成立も不明のなか、急いで推進局をつくる必要はないと強調。「外国人旅行客を大幅に増やすのにカジノが必要」と言うが、カジノ完成で見込む集客人口1500万人のうち外国人をどれぐらい見込んでいるのかとただしだのに、市は「20%程度」と答えました。 小川議員は、「非常に低い」とのべ、外国人観光客が「日本食を食べる」「景勝地観光」「ショッピング」や治安の良さに魅力を感じていることや、経済効果についてもカジノでプラスの経済効果が発生しても、地域経済の衰退など社会的コストやマイナスの経済効果があると指摘しました。 小川議員は、IRの公共性のアピールに用いられているMICE(マイス=大規模会議や展示会など大型施設)機能についても、すでに中之島に国際会議場、咲洲にインテックス大阪があると指摘。「カジノ賭博場をテコに、無駄な巨大開発に手を染め、多くの一般市民の不幸の上に成り立つギャンプルを府市がしゃかりきになって、誘致するのは認められない」と批判しました。 (2017年2月19日付しんぶん赤旗) |