24日にひらかれた大阪市議会財政総務委員会で日本共産党の稲森豊議員は、市民から出された「浜岡原発の運転停止を求める陳情書」「イラクへの自衛隊派遣に関する陳情書」の採決を求めて質疑しました。
陳情は、東海地震が近づいておりその中心にある静岡県浜岡原発は危険であり運転の中止を国に働きかけること、戦闘状態の続くイラクへの自衛隊派遣をやめるよう政府に働きかけることを求めています。
稲森議員は、浜岡一号原発は一九七六年、二号は一九七八年に設計されており、東海地震を本格的に想定したものではないこと、阪神淡路大震災で体験したように、大地震が発生すれば設備そのものが倒壊することも予想され、放射能漏れなどではすまないことを指摘しました。また、イラク問題では、先制攻撃をおこなった米英は国際的に孤立しており、これに追随する日本の派兵は国際社会との矛盾を深めざるをえないこと、平和憲法を踏みにじるものであり断じて許されないと強調しました。
陳情は、自民・民主・公明の与党によって継続審議にされました。
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