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「『海上展示訓練』と自衛艦の大阪港入港に関する陳情」の質疑で

平和利用決議の尊重し大阪港入港を断ることを強く求める

  建設港湾常任委員会で 石川莞爾市議が

石川莞爾市会議員

2004年5月19日

 日本共産党の石川莞爾議員は、19日に開かれた大阪市建設港湾委員会で、安保破棄大阪実行委員会が提出した「『海上展示訓練』と自衛艦の大阪港入港に関する陳情」書の採択を求め質問しました。石川議員は、市議会が「大阪港平和利用決議」をあげた1994年以降、自衛艦43隻、外国軍艦13隻が大阪港に入港していることを指摘。今回の6月4日から6日までの海上自衛隊の展示訓練は、大阪湾に20隻の艦艇と4機の航空機を動員して護衛艦等の編隊航行・掃海作業・ヘリコプターの発艦・着艦などを行い、それを市民に見学させようとするもので、大阪港に6隻も入港してくるのは過去最高の規模だとのべ、市民のなかに大きな不安が出ていると強調し、「軍艦とか戦力と呼ばれるものを大阪港は認めないという立場を貫き」断るべきだと主張しました。市港湾局は、「港湾法13条や47条の規定により不平等な取り扱いはできない」と答弁しました。これに対し石川議員は、港湾法の条項は、私企業に限定したもので、軍艦についても不平等な扱いをしてはならないという理解にはならないと大阪市の法解釈の誤りを指摘。大阪市は、議会の「大阪港平和利用決議」や市民に約束し、内外に向かって発信した「平和都市宣言」を守っていないと批判しました。陳情は、自民、民主、公明の与党は多数で継続審議としました。