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戦争犯罪などを個人として裁く裁判制度は有意義

大阪市議会で、わたし議員が陳情の採択を主張

わたし考一市会議員

2007年2月14日

2月14日、大阪市会財政総務委員会が開かれ、日本共産党のわたし考一議員は、市民から提出された「国際刑事裁判所条約批准に関する陳情」書について質疑をおこないました。

わたし議員は、大阪市にこのような問題について担当する部署が存在しないという情けない体制になっていることについて指摘。大阪市が国際化をいうなら臨時的にも担当部署をもうけるべきと改善をもとめました。

 また、わたし議員はこの条約の内容についてふれ、その前文で「今世紀、数百万人にのぼる子ども、および男女が想像を絶する残虐な行為の犠牲になった」とのべ、「こうした犯罪の実行犯を不処罰に放置する状態を終わらせ」「犯罪の予防に寄与することを決意」するとうたっている事を紹介。陳情書では「戦争犯罪、集団虐殺、人道に反する罪を個人として裁く裁判制度は戦争予防し、世界の平和に重要な役割を果たす」と述べており、大阪市会が国に対し、この条約の批准を求める意見書を可決する事はおおいに意義のあることだと主張。与党会派にも採択を呼びかけましたが、与党は多数で「継続審議」としました。