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ピース大阪を充実させ、平和事業の推進を.上野議員が要望 |
上野とき子市会議員 2010年3月11日 |
3月11日の予算委員会で上野議員は、ピース大阪(財団法人大阪国際平和センター)について質疑しました。 上野議員は、「ピース大阪」は今、大阪大空襲の展示会場として、戦争を知らない世代に伝える役割を果たしており、市民から写真などの資料が新たに提供されていることも紹介。今後ピースおおさかをどうしていくつもりなのか、大阪市の方針を質しました。 理事者は「戦争の悲惨さを次の世代に伝え、平和の尊さを訴えるという、ピース大阪の果たす役割は重要と認識。来館者は小中学生が約3分の2を占め、児童生徒が学習内容を深める事ができ、平和を希求できる様な施設にしていきたい」と答弁しました。 上野議員は、そういった崇高な理念をもったピース大阪は、多くの市民が悲惨な体験を原点に、日本の加害の面と被害の面を調査し、次世代に二度と戦争をおこさず、平和を願う大きな市民の運動も受け、大阪市と大阪府が財団法人を設立して、日本で初めての平和資料館として出来た施設である事を紹介。 しかし、大阪府が補助金を削減、職員の引き上げ、事業補助の中止などを決め、大阪市も同様の対応をしているため、「ピース大阪」が困難に直面していると指摘しました。 上野議員は、「ピース大阪」の予算や職員数が激減し、中でも市の職員はOB職員1人になっている事を明らかにし、今の時期だからこそ平和に対する支援が必要であると指摘。また「ピース大阪」支援の市民運動が、遺族会をはじめさまざまな市民が「ピース大阪」を元気にしてほしいと署名や募金活動をすすめている事を紹介しました。 そして平松市長が核兵器廃絶国際平和都市として核兵器廃絶をめざす平和市長会議に加盟する貴重な言明、行動をとられました。このことからも、今こそ大阪市はもっと市民にピース大阪を知らせ、府市一体で平和の事業を盛り上げてほしいと強く要望しました。 |