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「大阪都」構想を批判 推進協会合で党山中市議 |
山中智子市会議員 2012年8月10日 |
大阪市を解体する「大阪都」構想をめぐって、府市首長と議員で構成する「大都市制度推進協議会」の第4回会合が10日、市議会内で開かれました。 会合では、松井一郎知事らが、なぜ「大阪都」が必要なのかを説明。大阪経済の低迷状況にふれながら、従来府と市がバラバラに経済戦略を進めてきたために企業誘致や高速淀川左岸線整備などがうまく進まなかったなどと述べました。 橋下徹市長は「『都構想』は組織論であり政策の話ではないが、良い政策を作っても組織が分かれていたら実行に齟齬(そご)が生じる」などと話しました。 これに対し、日本共産党の山中智子市議団幹事長は「大阪の経済低迷の大きな要因はこれまでの政策選択の問題にあるのではないか。それをきちんと検証しなければどんなに統治機構を変えても同じ問題が起きる」と指摘。知事・市長側が示した資料でも「大阪経済の低迷は…複合的な要因が重なったもの」と記していることにふれ、「大阪の経済の低迷の原因は統治機構とは直接関係がない」と述べました。 (2012年8月11日付しんぶん赤旗) |