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山中智子市会議員

2014年7月2日


(写真)運営委員会後会見に臨む、日本共産党の山中智子市議団幹事長(左端)ら市議会野党4会派の幹事長=2日、大阪市役所

 「大阪維新の会」が、「大阪都」構想を議論する法定協議会(20人)から反対派を排除するよう求めていた問題で、市議会は2日、運営委員会を開き、反対派が不当に差し替えられた府議会推薦の委員が会派の比率に応じた配分に戻るまで、市議会としては委員を引きあげ、維新も含めて1人も推薦しないことを賛成多数で決めました。公明、自民、民主系、共産の野党4会派が賛成しました。

 運営委で、野党4会派は、法定協を自ら中断させてきた浅田均会長・維新側が、都合の悪い委員を規約違反と決めつけ、府議会全体の意思に反して議運委だけで法定協の自民・民主府議委員を維新に差し替えた暴挙を告発。日本共産党の山中智子市議団幹事長は「法定協は今、何重にも異常な状態だ。市議委員は正常化するまで引きあげるしかない」と主張しました。

 維新は3日、公明府議の委員まで府議会議運委で差し替え、維新だけで法定協を再開しようとしています。

 会見で自民党の柳本顕市議団幹事長は「維新の私的勉強会とかわらない」と批判。山中氏は「まったく正当性のない協議会となる。年間10億円の人件費がかかる大都市局の100人の職員が維新の政策づくりのためだけに使われる事態になっていくことに対しては、できる限りの手だてをとっていきたい」と話しました。

(2014年7月3日付しんぶん赤旗)