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パーティー券(自民衆院議員)購入.大阪市管理職会は違法

 江川議員 市長の違反も追及

江川繁市会議員

2006年11月6日

 大阪市議会文教経済委員会が六日に開かれ、日本共産党の江川しげる議員は、大阪市による自民党の柳本卓治衆院議員の政治資金パーティー券購入問題について追及しました。

 大阪市は、二〇〇四年に五十七枚、〇五年に百枚、〇六年には六枚の計百六十三枚程度のパーティー券(一枚三万円)を、各部局の幹部個人と課長代理以上局長までの職員でつくる親ぼく団体「管理職会」が購入していたことを報告。購入枚数がわからない部局の存在や〇三年以前については古くて調査ができなかったことを明らかにしました。

 また、市ゆとりとみどり振興局では、〇五年に「管理職会」でパーティー券五枚を購入したと報告しました。

 江川議員は、パーティー券購入について、公務員が地位を利用して政治資金パーティーに参加を求めることを禁止した政治資金規正法第二十二条九項に抵触する重大問題だと指摘。その上、市長室職員がこのパーティー券購入について、「個人の判断ではあるが、可能なら協力してあげてはいかがか」と他局からの問い合わせに答えていることは、明確に法律違反だと批判しました。

 江川議員は、新聞報道を示し、二〇〇三年の市長選前に自民党からの推薦にからんで同議員のパーティー券の購入が大幅に増えたとのべ、関淳一市長の政治的、道義的責任と監督責任を追及。外部委員会での調査を要求しました。

 関市長は、「今後、市民の誤解をまねかないよう対応していく」と答えました。

(しんぶん赤旗:11月9日)