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大阪市は安治川トンネルの安全対策に責任をもて

市議会特別委員会で瀬戸一正議員が市長に迫る

瀬戸一正市会議員

2007年1月18日

大阪市議会の市政改革特別委員会が18日に開かれ、大阪市が「今後の都市戦略の基本戦略」として「創造都市戦略」を策定するとしている問題について、瀬戸一正議員が質疑しました。

瀬戸議員は、「創造都市戦略」の骨子として示されている文書の中で、「大阪の抱える課題」として「安全・安心のレベルが低い」とされていることにかかわって、建設局長マニフェストが此花区西区をつなぐ安治川トンネルのエレベーター運転の無人化を打ち出していることは、“安全・安心”から見ても大問題だと指摘。エレベーターの運転を担当しているOB職員が「無人化すれば99%トラブルが起きる。起きてからでは遅い」とのべていることも紹介し、再検討を強く求めました。

現地を視察した関市長は、「年末は時間が取れず、12日の夕方になったが、行ってよかった。安全を第一に、その上で効率化というスタンスを守る。安全確保のために検討していきたい」と答弁しました。

また、瀬戸議員は、「創造都市戦略」の骨子の「大阪の抱える課題」で、放置自転車が多いことなど「マナーが悪い」としていることにかかわって、大阪市が2007年まで独自の予算で駅に配置しているサイクルサポーターの拡充が必要だと指摘しました、瀬戸議員は、サイクルサポーターが17駅に60〜70名配置され、その結果、放置自転車が30〜40%減少し、有料駐輪場の利用も10%増えていることを明らかにし、2008年以後も継続するよう求めました。理事者が、「ボランティアの拡充をはかる」と答弁したため、瀬戸議員は、ボランティアで置き換えることはできないときびしく批判。サイクルサポーターはむしろ拡充するべきだと強調しました。

(しんぶん赤旗:2007年1月19日付)