title

裏金問題で市当局をきびしく追及

財政総務委員会で稲森豊議員が質疑

稲森豊市会議員

2008年6月26日

 6月26日、大阪市会財政総務委員会が開かれ、日本共産党の稲森豊議員が、この間大問題になった大阪市の裏金問題で市当局をただしました。

 裏金問題にかかわる「不適正資金問題調査検討委員会」は、10局17区でプール金や業者への預け金、4億8000万円を裏金と認定し、うち3億円の返還を求める報告書をこのほど提出しています。

 稲森議員は、巨額の裏金問題の発覚で、市政と市職員への市民の評価が地に落ちているときびしく批判。ふたたびこうしたことがおこらないよう、予算措置の改善も含め、再発防止を徹底することが必要だと強調しました。

そのうえで、稲森議員は、大阪市が聖域としてきた同和行政にメスを入れることが根本的な改善のために不可欠だと力説。矢田(東住吉区)・浅香(住吉区)の資源再生共同作業場や、浪速区を中心とした工場アパートなど旧同和対策事業に関する「不適正資金」が多額にのぼっているにもかかわらず、「調査検討委員会」の報告書ではメスが入れられていないと指摘しました。

また、監査委員会の役割が重要であるにもかかわらず、議員の監査委員2名が、過去、自民・公明・民主など市政の与党によって占められ、十分な監査の機能を果たしてこなかったと批判しました。