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大阪市議会委 総合区は都構想のため 山中議員 市長発言を追及 |
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山中議員市会議員 2017年9月6日 |
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大阪市議会大都市・税財政制度特別委員会が6日開かれ、市を残し、現行の24行政区を八つに合区し、子育て施策や道路の維持管理などの業務を移す「総合区」の素案について質疑しました。 日本共産党の山中智子市議は「市長は『特別区』の住民投票を来年秋には実施したいと再三表明しているように本命は『特別区・都構想』にある」と指摘。 「山の頂上は『特別区』。いろんな戦略を練りますが、そこしか見ていない。カムフラージユするときはありますがそれは作戦」と、5日の大阪維新の会懇親会での吉村洋文大阪市長の発言を紹介。「何がなんでも住民投票を来年の秋に行うことのために総合区を利用していることは見え見え。『特別区』が住民投票で否決されたら、8区の『総合区』にするというのはむちゃくちゃで、市民、議会を愚弄(ぐろう)するものだ」と批判しました。 山中氏は「『総合区』制度そのものは否定しないが、市民的に議論・討論すべきで、合区ありきでは市民にとってデメリットだ」と指摘。住民自治の拡充について「市長の任期中に住民投票にこぎつけたいがためというよこしまな動機でなく、じっくりと市民と一緒に、市民合意を得ながら議論をすすめるべきだ」と主張しました。 吉村市長 「完全な記憶違い」 “カムフラージュ作戦”発言認め謝罪
吉村氏は、大阪維新の会の懇親会(5日)で、「山の頂上は『特別区』。いろんな戦略を練りますが、そこしか見ていない。カムフラージュするときはありますがそれは作戦」と「総合区」は「特別区」を実現するためのカムフラージュだと発言しています。 そのことを「総合区」制度を議諭している6日の市議会特別委員会で日本共産党の山中智子議員が暴露したことがよほど頭に来たようです。 「僕がカムフラージュという言葉を使ったのは間違いないのか、もしそういう言葉を使ってなかったら謝罪して、撤回していただけるのですかね」と語気を強めました。 しかし、7日の市長定例記者会見冒頭で「僕の完全な記憶違いで、言ったことは事実で、申し訳ないと思います」と謝罪し、発言したことを認めました。 「都」構想実現のために「総合区」を利用しているだけで、市民と議会を愚弄(ぐろう)しています。(生) (2017年9月8日付しんぶん赤旗) |