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「基本議決」はやめよ

大阪市議会 瀬戸氏

せと一正市会議員

2018年3月12日

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質問する瀬戸議員議=12日、大阪市議会

 日本共産党の瀬戸一正大阪市議は12日、市議会財政総務委員会で吉村洋文大阪市長に、「大阪都」構想・「特別区」の進め方について質疑しました。「住民投票」に先立ち市議会で[特別区」案が否決された場台、「8区総合区」案への移行を決めるという「基本議決」なるものはやめるべきだと主張しました。

 瀬戸議員は、「基本議決」は「議会の多数が『特別区』設置に反対し、反対派の中から一部の人たちが賛成に回らなければ『住民投票』が実施できない中、『住民投票』で『特別区』が否決されたら『8区総合区』に進みましょうというもので、住民投票』実現のための取り引きを呼びかけたものだ」と指摘。「『住民投票』は『特別区』の是非を問うものなのに、『基本議決』で『住民投票』がまるで、『特別区』か『8区総合区』かを選ぶ投票であるかのように市民に映つてしまう」とのべ、「市民に誤解と混乱をもたらす『基本議決』はとんでもないやり方だ」と批判しました。

 「『基本議決』は『今のままでいい』という市民の選択肢はなくなり、排除するものだ」とただすと、吉村市長は「いまのままで何もしなくていいという意見は多数ではない。その選択肢をやることは考えていない」と強弁しました。

 瀬戸議員は「『基本議決』が『今のままでいい』という市民の声を排除することを市長は事実上認めた」と批判しました。

(2018年3月14日付しんぶん赤旗)