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「広域一元化条例」案撤回せよ 大阪市議会委 山中市議が訴え |
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山中智子市会議員 2021年3月12日 |
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山中議員は、「広域一元化条例」案について「大阪市の持つ街づくり等に関する権限を、自ら放棄して府にいわば移譲することだ」と指摘。「ありもしない二重行政の弊害をあげつらって大阪市の権限を弱めようとしている」と批判。「今必要なことは、府と市、別々の自治体としてお互いを認め合い尊重しあって、話し合いを尽くすことだ」と訴えました。
山中議員は「『究極の民主主義』と言って人も金もつぎ込んで2度も実施した住民投票。その結果や示された民意を、一片の条例で覆すのは許されない。市民の不利益になることは住民投票によらなければできないはずだ」と強調し、条例案の撤回を求めました。
山中議員は「大阪市の成長として、広域一元化でやろうとしているIRなど、すべからくインバウンド頼み、これがいかにもろいものか、はっきりしたのではないか」と指摘。「市民の懐を温めて、内需の拡大を図ることこそ肝要だ」と主張。「IRの核であるカジノは人の不幸の上に成り立つもの。大阪の経済にとってプラスになることはあり得ない。IR誘致はキッパリと断念すべきだ」と訴えました。
(2021年3月13日付しんぶん赤旗) |