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万博より暮らし・災害対策
山中氏陳情採択を要求

山中智子市会議員

2024年2月19日

 大阪市の新年度当初予算案が万博関連費用で過去最大に膨れ上がるもと、日本共産党の山中智子市議団長は19日の市議会・市政改革委員会で、くらし応援や災害対策強化を求める陳情の採択を求めました。

 山中氏は、日本のGDPがドイツに抜かれ4位になるなど日本経済の低迷が続くことについて「物価高騰と所得の低迷で、家計消費と個人消費の落ち込みによるもの」だと指摘。最低賃金の引き上げや中小企業を支援する意見書を国にあげようと呼びかけました。

 山中氏は、災害対策の強化や避難所環境整備の強化などを求める陳情に関して質疑。避難所となる小学校体育館のエアコン設置に向けた調査が実施されることに触れ「一日も早く共用される手法を」と強く求めました。

 能登半島の避難所で性被害や「仕切りがなくて着替えられない」など深刻な訴えが多いことを紹介。南海トラフ巨大地震が必至といわれる中、性暴力の根絶など、女性をはじめすべての人の安全が確保できる避難所体制の強化のために、町会まかせにすることなく、職員配置など行政が責任をもつよう求めました。

(2024220日付しんぶん赤旗)