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「素案」パブリックコメント
過去最多の意見生かせ
財政総務委・小川陽太議員

小川陽太市会議員

2012年6月13日

 財政総務委員協議会で小川陽太議員は、「素案」に対するパプリックコメント手続きの問題点について質問しました。

廃止認知しているのは3割

 コメント募集は5月11日から29日までの19日間という短期間にもかかわらず、意見総数は2万8399件で過去最多に。小川議員は、暮らしが大変な市民から切実な声が寄せられる一方、地元平野区にあるクレオ南では、施設の廃止を知っているのは利用者の3割にとどまっているとの声も紹介しながら、「素案」の周知へ引き続きパプリックコメントや公聴会などを行うべきだと求めました。

 また小川議員は、今回2万を超えた意見件数について、市当局が「重く受け止める」としている一方、橋下市長が「分母は有権者200万」などと述べていることに触れ、「どちらが大阪市の態度か」と質問しました。
 「どちらかということではなく、いろんな見方がある」と市当局が答えたのに対し、小川議員は「それならパブリックコメントの意味がない」と批判しました。

市民切り捨て中身変わらず

 小川議員は、4月の「PT試案」から「素案」になった中で、見直されたのは学童保育の補助金全廃などごく一部で、市民サービス切り捨てという基本的な中身は変わっていないと強調。5月25日の市議会本会議で「市民意見を聞く」「見直すべきは見直す」とする決議が上っていることを示し、「市民に犠牲を押し付ける素案は撤回すべきだ」と迫りました。

(2012年6月24日付大阪民主新報)