大阪市会交通水道委員協議会が25日開かれ、8月に城東区で発見された家庭用水道に工業用水道管が接合され6年間も使用されていた問題について、槇野勝水道局長より謝罪と報告があり、日本共産党の江川繁議員が再発防止への万全の措置と被害者への誠意ある補償を求めて質疑を行いました。
今回の問題は城東区内で8月7日発生した道路漏水の修繕工事中に偶然発見され、1965年に埋設された工業用水道管に水道局が96年7月上水道用分水栓を誤接合したものです。
江川議員は、水道局が発見後8日も経ってから公表した問題について、「市民の安全という点でももっと早く情報公開をして」局の説明責任をはたすべきと求めました。また「給水申込書、設計図段階で工業用水道菅が通っている場所はわかるはず、今までの安全チェック体制では防げなかったミスなのか」と事故原因と再発防止策について質しました。
水道局は「安全確認のため公表が後になった。事故調査委員会を設け原因と今後の対応を検討」していると答弁しました。また、江川議員は被害者への誠意ある対応と補償を重ねて要求しました。
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