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山中智子市会議員

2007年10月11日

11日、大阪市会公営準公営決算特別委員会で日本共産党の山中智子議員は、水道事業について質疑しました。

 大阪市は23年間(H4〜26年)で1000億円もの負担金を必要とする、琵琶湖総合開発事業に参画するなどして、267万トンの水利権を持っています。しかし水需要は減り続け、琵琶湖総合開発で得た水利権が必要だった事は一度もありません。今年の一日最大給水量は144万トンとなり、100万トン以上の水が毎日余っています。山中議員は、必要のない水を確保しつづけるために、毎年何十億円も負担するムダな水利権にしがみつく姿勢をあらためてきびしく批判しました。そして「水余り状態」に困っている水道局がホームページで、節水の啓発を要望する市民の声に、水は十分確保しているから節水の必要はないと答えていることを紹介し、「過大な水利権にしがみつき、たくさん水を使って欲しいため、循環型社会に背を向ける姿勢だ」と指摘しました。

 また、水道料の改訂が検討されている問題で、特に需要が落ち込んでいる大口利用者の需要を増やすため、大口利用者の単価を下げ、一般家庭の単価を上げるもので、一般家庭の水道料の値上げにつながることを明らかにしました。山中議員は「過大な水利権を処分せよ」という日本共産党大阪市会議員団の提案を拒否し続けてきた姿勢をきちんと反省し一定量の水利権の処分にあらゆる努力を尽くすよう求めました。