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矢達幸市会議員

2008年1月25日

 08年1月25日の大阪市建設港湾委員会の陳情3号北堀江の雨水滞水池築造工事に関する陳情書の審議において、建設局長は昨年の陳情書審議の際、議会から住民との話し合いを行うことと指摘があり、今年1月15日、市は住民と話し合いを行った結果、工事に関して話し合いの場を持つことが合意がされた。これまで市民皆様方への対応に誠意を欠くところがあり深く反省し議会にも陳謝すると報告。

 日本共産党の矢達幸市会議員は、工事をやる場合、近隣住民との信頼関係は民間、公共問わず民主主義の社会では当たり前のことだ。局は何を反省をし、なぜ住民の不信を呼んだのかを明らかにしなければ信頼関係は築けないと市の見解を問いました。市は1月15日に地元の三団体の代表と会い厳しい指摘・ご意見をいただいた。問題点は住民目線ではなく行政の目で判断を行い事業を進めたこと、さらに問い合わせ等に回答を返さない等、不誠実の積み重ねが大きな不信感になったと答弁。矢達議員は、昨年8月1日に住民代表が市長室に行き陳情を行ったが、前市長は、「局長が手におえない時は市長が対応すると」といって追い返した。次に住民は8月8日、建設局に行き市長と局長宛てに文書を提出、局長に面会を求めたが局長は会わなかった。住民になぜ会わないのかと批判。局長は工事の実施は担当課長が責任を持っており、局長に判断を仰ぐ段階ではないと判断していたと答弁。矢達議員はその体質が不信を招く。また昨年7月に定めた団体との協議の持ち方に対する指針を持ち出して会わない理由にする。その上、9月18日には住民合意もないままに工事を強行着工し、住民30人余りが座りこむという事態となった。この異常な事態を引き起こした事は認めるのか、また反省をしてどのような対応をとるつもりかと質問。市は、9月18日の件は事実でありこれは住民側と工事を遂行する側から見た目に大きな開きがあったためで、今後は真摯に住民のご意見や要望を聞きたい。また工事に関する内容や提案はきちんと取り扱いをする。今後は覚書のようなものを取り交わしながら進めたい。公文書とするかどうかは地域の皆さんとご相談させていただくと答弁。矢達議員は書面は必要だがその際、関係者と合意が出来るまで着工しない、また工事途中でいろんな事態もあるので、この場合も工事を中止して双方、誠意を持って話し合いをするという内容が必要だ。建築協定ではこのようなことは常識的な事であり、今後、市が住民に対し誠意をもった対応を行うよう強く求めました。

 審査の結果、引き続き審査となりました。