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下田敏人市会議員

2008年6月26日

 下田敏人議員は26日開かれた大阪市議会交通水道委員会で、大阪市が6月20日の府市協議のなかで、府営水道事業を継承し府下自治体に水道水供給を行うと府市統合を提案した市の態度を、「市民に低廉で安全、良質な水道水を安定的に、水源から蛇口まで供給する市営水道の本来の任務と役割を逸脱するもの」と厳しく批判しました。

 下田議員は、府・市ともに国の言いなりに府7次拡張計画、市9次拡張計画とそれぞれすすめた結果、過大な水利権、過大な浄水施設、浄水能力をもち膨大な水余り現象となっており、市民へ負担を押し付けている。二重行政といっているが府・市水道は成り立ちも違うし、守備範囲も事業の内容も違い府市統合は短絡的な発想だと指摘しました。

 府も府下自治体への供給水の価格引下げへムダなダム建設の中止や過大な施設建設投資をやめ、また大阪市も配水能力活用のため、府南部への水道供給が必要なら大阪市の巽配水場を経由して府藤井寺配水場へ供給もできるなど、真しに府市連携を検討することを強く求めました。

 下田敏人議員は、適正な価格で府に水道水を買ってもらい、ムダを少しでも解消し、水道料金引き下げや水道管耐震化の促進など市民サービス向上へ市水道局は努めることが大切と重ねて要求しました。