| |
|
安達義孝市会議員 2008年9月30日 |
日本共産党の安達義孝市会議員は9月30日の公営・準公営決算委員会で市内の浸水対策を質疑。7月〜9月まで3回の集中豪雨で浸水被害が合計112戸起きた。その原因を検証・データー化して再び起こらないよう措置を講ずべきだ。また一時間当り60ミリ対応の雨水対策整備が2006〜07年度末は77.7%、08年度末も77.9%で進まず、淀の大放水路事業も相当、遅れていると市の見解を問いました。 市は昭和56年から下水道管線やポンプ場増設や被害地域にはマンホールポンプ設置や雨水貯留池の整備を実施。今回の浸水被害の原因は把握しており地区の状況に応じた検討を進め可能なものから対策に務める。淀の大放水路は、淀川以北の3区で89年と90年に浸水があり91年から総延長22.5キロの管線とポンプ場設置を行うもので市内最大規模の浸水対策事業で継続中である。市全体の公共投資の抑制の中で、下水道事業の建設改良費が減少し遅れはあるが淀の大放水路など抜本的な浸水対策事業を着実に推進したいと答弁しました。 安達委員は雨水対策整備事業費が05年度203億円、07年度が111億円と約半分に減らされた。浸水対策は可能なものからというが台風等がくれば再び浸水する。一日も早く措置を講ずるべきだ。淀の大放水路の完成予定は2010年だが進捗率は35%で計画年度に完成しない。多くの市民が完成を待っており、事業計画の見直しも含め市民に説明する責任がある。各事業の完成期日を明確にし、必要な予算を確保して取り組めと主張しました。 次に、道路のアンダーパス(道路の立体交差で地下を通る構造)の冠水防止対策について質問。市内のアンダーパスは61箇所あり排水設備と遠方監視装置設置は32箇所、その内10箇所に道路情報板が設置。しかし残る29箇所は情報板も遠方監視装置もない。すべてのアンダーパスに遠方監視装置と情報板の設置を早急に行うべきだと要求しました。市は、29箇所のアンダーパスは深さ、延長、幅員など道路構造が異なり状況を把握して適切な対応を行うと答弁しました。
安達議員は一日も早い設置が求められている。茨城県 |