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道州制前提の府市水道統合協議はやめ

余っている市営水道の供給を

交通水道委員会で、わたし考一議員が質疑

わたし考一市会議員

2009年9月15日

 9月15日大阪市交通水道委員会が開かれ、日本共産党の、わたし考一議員はいま議論されている府市水道の統合について質疑を行いました。

 同議員はこの協議の背景に、府としては橋下知事がまず道州制ありきの姿勢、市としては、共産党議員団の度重なる指摘にもかかわらず、あり余る水利権を他都市にゆずらず「温存」し続けた大阪市が水を処分しなければならない所に追い込まれた実態があると強調しました。

 わたし議員は、府知事が水道統合の前提としている「関西州実現」が政権交代や知事会の動き、全国町村長会などの反対世論でどんな動きになるか先行き不透明であり、また小さな自治体を切り捨てる道州制には反対だと主張しました。

 その上で平松市長に対し、道州制を前提とする統合協議はやめて、余っている市の水を府営水道に供給する範囲にとどめるべきと要求しました。市長は「府内水道事業に貢献する用意と覚悟を持って、高い評価を得ている市水道局の水と技術を市域外の水道事業に利用してもらう」と答弁。

 わたし議員は「本来、府のやるべき事業まで市が手を出すべきではない。行政が責任を取れる仕組みではない」と重ねて指摘しました。