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わたし考一市会議員 2010年3月12日 |
3月12日大阪市会交通水道委員会が開かれ、日本共産党のわたし考一議員は水道局のATC(アジア太平洋トレードセンター)への移転問題について質疑を行いました。 同議員は、水道局のATC移転は震災時の対応で問題が解消されないと指摘。震度6弱で職員全員の招集がおこなわれても、2時間以内に歩いて現庁舎(WTC)に集合できるのは職員413名中32名にしかすぎないと明らかにし、WTC破たんを機に扇町庁舎跡地の一部に新庁舎を建てることは元々計画にあった事であり合理性があると主張しました。 また、わたし議員はATC移転よりも新庁舎建設の方が費用的にも安くつくという独自の試算を示し、公営企業の役割は公共性と共に経済性を発揮し、低廉な料金で水を供給することが第一の任務である点からも局として経費比較を行うべきと要求しました。 さらに同議員は、日本共産党も含め3つの会派からATC移転は問題があると指摘されている事をあげ、北山副市長に移転計画を見直すよう求めました。同副市長は「臨海部は先端産業の集積が期待でき、大阪市をはじめ関西の重要な地域、関西全体の利益に貢献する。」などとATC移転に固執する答弁をおこないました。 |