3月27日に開かれた大阪市議会建設港湾委員会で、天王寺区玉造元町地区の浸水被害を解消するための「玉造筋の下水道幹線(雨水貯留管)布設に関する陳情書」(振興町会会長など署名420人)が審議され、日本共産党の
瀬戸一正議員が採決を求めて質疑しました。
大阪市下水道部は、近くの真田山公園地下に雨水貯留池を建設しようとしていますが、今回の陳情書は、一番浸水被害の大きい地域を含む3人の町会長まで「公園の下ではなく道路下に」と声を上げたものです。
瀬戸議員は、「抜本対策で、玉造筋道路地下に下水道幹線を布設する計画になっている。応急対策として玉造筋地下に貯留管をつくっておけば、これは将来の抜本対策にそのまま転用できる」とのべ計画の変更を求めました。
下水道部東部事務所が町会長らを公園下案に誘導するために、実際には公園下案で概算工事費7億円、工期20ヶ月、道路下案で9億円、26ヶ月なのに、「道路下案では工事費が6倍になる。工期も倍近くになる」とのうその説明をしていた資料も示し、「大阪市は謝罪すべきだ」と追及しました。
赤井仁孝都市環境局長が「資料は遺憾に思う。意図的にやったものではない」と強弁。
瀬戸議員は、「地元はこぞって道路下を望んでいる。計画を変更するべきだ」と陳情書の採択を強く主張しました。
前回(昨年10月)には陳情書を否決した自民・民主・公明の与党は、今回は「引き続き慎重に審査」の態度をとりました。
議会 |
日時 |
付託委員会 |
請願・陳情名 |
質問者 |
各会派の態度 |
共産 |
自民 |
公明 |
民民 |
無所属 |
3
月市会 |
3/27
|
建港 |
玉造筋の下水道幹線(雨水貯留管)布設に関する陳情書 |
瀬戸 |
〇 |
△ |
△ |
△ |
△ |
○…採 択 △…継 続 ×…不採択 ▲…一時不再議 ■…審査不要 −…予算関連案件
共産…日本共産党 自民…自由民主党 公明…公明党 民民…民主・民友大阪市会議員団 無所属
財総…財政総務委員会 文経…文教経済委員会 民保…民生保健委員
計消…計画消防委員会 建港…建設港湾委員会 交水…交通水道委員会