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救助中事故  JRは安全優先を

西日本本社 宮本参議院、渡司市議が調査

渡司考一市会議員 

  2002年12月8日

 大阪市淀川区のJR東海道本線で救助活動中に市消防局の救急隊員が特急にはねられ死傷した事故で、日本共産党の宮本岳志参議院議員、渡司考一大阪市会議員は8日、JR西日本本社(大阪市北区)を訪ね、調査しました。

渡司議員は大阪市会計画消防委員会で消防局長より報告があり、「与党議員からも委員会前にJRは人殺しだという意見が出ていた。消防職員が救出活動をおこなっているのに、電車を動かし信じられないという印象だ。人命よりダイヤ優先というJRの体質に問題があるのではないか」と強調。けがをした中学生が救出され、線路内にだれ一人残っていない状況になっていないにもかかわらず、列車を走らせた事情などをただしました。

応対した三浦英夫・鉄道本部安全対策室担当室長は「社員が現場にいながら事故が起きショックを受けている。社員が列車を止める措置が必要であった。どこに問題があったか追及していきたい」と回答。事故時に警察・消防と連絡をとる方法などを定めたマニュアルは駅員のところにはないと答えました。

渡司議員は消防職員が安心して救助活動ができるように、駅員たち個々の責任にするのではなく、JRとして安全対策をしっかりとるよう求めました。