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浸水対策一刻も早く、市長に迫る

決算特別委員会で稲森議員が

稲森豊市会議員

2005年9月15日

 大阪市議会公営・準公営企業会計決算特別委員会が10月4日にひらかれ、日本共産党の稲森豊議員が集中豪雨対策について質問しました、

 稲森議員は、おおむね10年に一度といわれる1時間あたり60ミリの大雨が降った場合でも耐えられるという雨水対策の整備が76.9%(2004年度末)だと指摘。1981年度に着手した抜本的な浸水対策の全体事業費は約9600億円、残事業は約3000億円で約20年が必要といわれているとのべました。財政的には、国の補助(2分の1)と市税、起債でまかない、今後1350億円、1年あたり67億円の起債が必要になると指摘しました。

 稲森議員は、財政難のなか起債発行を抑えるとされているが、浸水対策事業は計画どおり実行されるのかとただしました。

 關市長は、「浸水対策は最重要課題のひとつ。残事業はやりとげたい」と答えました。

 稲森議員は、10年に一度の大雨に対する対策が今後20年かかるというのであれば、今後2回程度の大雨が予想されるうえ、最近の集中豪雨は想定を超える状況になっていると指摘。「一刻も早くやらなければ市民にがまんを強いることになる」と事業の促進を求めました。