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命と財産を守る防潮堤の整備・改修を早急に

こはら孝志市会議員

2011年9月27日

9月27日開かれた建設港湾委員会でこはら孝志市会議員は、命と財産を守る防潮堤の整備・改修を早急にすすめるため陳情の採択を求めて質疑をしました。

こはら議員は、現在市の地域防災計画ではマグニチュード8.6を想定し、港湾局管理の防潮堤総延長60kmのうち老朽化の著しいもの、背後が低地盤かつ人口密集地のものを抽出し17.kmを計画、これまで15年間で5.km約33%の達成率で残りを今後11年かかって完成するという非常に遅れている状況を示すとともに、すべての防潮堤の耐震化計画を求め、また、液状化対策がいそがれる此花、港、大正各区において防潮堤は急いで工事にかかる必要性を質しました。

港湾局は「計画の完成に全力をあげていきたい。液状化対策の有無を検討し必要な場合は対策をとる」と答弁しました。 

さらに、こはら議員は、大正区木津川水門から上流側の堤防で最も低いところで5mとあまりにギリギリで想定を少しでも超えれば浸水し、行政が行う対策としてはあまりに不十分ではないかと指摘。大阪市としてもっと堤防の高さを増すよう大阪府に強く要望することを求めました。市危機管理室は「大阪府と協議して進めていく」と答えました。

こはら孝志議員は、津波避難などソフト面の充実は市民の命を守る上で最も重要な対策で、命と財産を守る防潮堤の整備・改修を早急にすすめることを重ねて求めました。