大阪市議会建設港湾委員会が16日開催され、日本共産党の瀬戸一正議員はユニバーサルスタジオ(USJ)への30億円貸付予算を撤回するよう求めて質疑しました。
瀬戸議員は、USJが開業後3年連続で大赤字になりながら銀行には270億円も借金を返済しているが、同じ期間に大阪市が200億円もの融資をしており、市の貸付金は返済資金になっていると指摘し、経営破綻したATCなど特定調停三社への公金貸付と同じ構図だと批判。予算に組まれた貸付金30億円もUSJに金がないのではなく銀行借金返済を確実にするためで、しかもそれを借金(起債)でまかなおうというとんでもないものだと撤回せよと迫りましたが、関市長は「USJは開業して日が浅い、もう少しすれば入場者を確保できると考える」などと答弁。瀬戸議員は「見込みで公金投入を行い失敗したのがWTCやATCだ。まっくた反省がない答弁だ」と批判しました。
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