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3セク支援のあり方で市長をただす
計画消防委員会で渡司考一議員
 

渡司考一市会議員

2003年3月7日

 3月7日来年度予算を質疑する大阪市議会計画消防委員会が開かれ、三セク支援(湊町開発センター、大阪ドーム)のあり方に関連し渡司考一議員が質疑しました。
 同議員は三セク支援のあり方に関し、これまでの日本共産党市会議員団が三セクの赤字穴埋めのための税金投入について一貫して反対を表明してきたことを紹介。来年度予算で公金貸し付けについて計上を見送った事について、「当然のことである」としたうえでいくつかの問題点を指摘しました。
 渡司議員は磯村隆文市長が党議員団代表質問における答弁の中で三セクの再建について「債権者の立場を明確にして金融機関等と協議する」としている点について質しました。同議員は債権者の立場を明確にするためには大阪市が今まで貸し付けた資金160億円について市民の財産保全のために最低でも抵当権の設定が必要と主張し、湊町開発センター、大阪ドームの資産について市貸し付け分の抵当権設定の有無について質問しました。
 計画調整局課長は融資銀行団については昨年6月と01年に抵当権を設定したが大阪市の貸し付け分については設定していないと答弁し市民の莫大な財産を保全するための最低限の措置さえとっていなかった事が明らかになりました。
 同議員は磯村市長に対し「今からでも他の抵当権者に対し大阪市分の抵当権設定を受け入れるよう求めるべき」と要求。同市長は「三セクの経営状態は一刻も放置できない。抵当権の問題についても専門家の指導なり、助言をうけていきたい」と答弁しました。