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3セク特定調停 再建計画への鑑定書の提示を求める

 計画消防委員会で北山良三議員が

北山良三市会議員 2004年2月26日

大阪市議会計画消防委員会が2月26日開かれ、日本共産党の北山良三市議が、竃ゥ町開発センター(MDC)の特定調停に関して質疑しました。

北山市議は、第一に、特定調停を受諾した現在の時点で、会社再建計画の鑑定書を改めて議会に情報開示する意思があるかと質問。担当課長は「鑑定書については特定調停の手続きの中での記録に該当するもので、法によって閲覧が制限されており、情報開示は現時点でもできない」と答弁。北山市議は、「新聞報道でこの鑑定書の一部の内容が伝えられている状況にあること」「法の趣旨に照らしても鑑定書の情報開示は可能であること」「議会は大阪市の議決機関であり、議員に対して審議に必要な情報が提示されないということは、議会、市民をないがしろにするものであること」などを指摘し、改めて鑑定書の情報開示を強く求めました。

第二に北山市議は、平成7年から15年までで15通にのぼる「大阪市の金融機関に対する債務保証とみなされる念書」について追及。担当課長は「指摘の文書の存在は事実」としながらも、「内容はMDCに対する経営改善にむけた監督指導を強める旨を示したもの」と答弁。北山市議は、市によるMDCへの「平成15年度の低利融資につきましては・・・予算計上が見送られ・・・その結果、4月24日に返済期限を迎える貴行からのご融資につきましては例年通りの対応が不可能となりました」と平成15年4月の金融機関への文書の原文を読み上げ、「これは、市のMDCへの貸付金で金融機関への債務の返済を保証してきたことを示すもので、一連の念書はどうみても金融機関への市による債務保証を約束した文書としか理解できない」と追及しました。

北山市議は、「鑑定書」「念書」などの文書とその本質を市民に明らかにして、改めるべきは改め、本当の意味での市民の立場に立った「3セク問題」の解決に踏み出すべきだと主張しました。