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一般会計決算の認定に反対するする討論の 大型開発にかかわる部分 市議会本会議で下田敏人議員 |
下田敏人市会議員 2006年1月31日 |
日本共産党市議団は、2006年1月31日の市議会本会議で、2004年度大阪市一般会計決算の認定に反対するする討論(下田敏人議員)をおこないました。以下は、大型開発にかかわる部分です。 2004年度も、不必要な夢洲トンネル工事に、91億5300万円、北港テクノポート線建設に66億4500万円がつぎ込まれました。又、民間にまかせるべきUSJに、またぞろ、30億円もの貸付をおこなって、本市貸付総額160億円、別途、開発公社70億円、都合230億円にもふくらませたのであります。 その上、ムダな大型開発の典型とも言うべきスーパー中枢港湾づくりに、「選択と集中」で本格的に乗り出そうとしているのであります。夢洲の大水深高規格のコンテナ埠頭、C10には週2便、C11には週4便が入っているのみで、全く必要性がなく、長い間放置していたC12の建設を220億円もかけて行うというのであります。 しかも、この夢洲の3バースに、20フィート換算で120万個のコンテナを集めることがスーパー中枢港湾の条件になるために、咲洲のC1〜C4、C8のハンジン海運や川崎汽船などの定期貨物を移動させ、空いたこの5つのバースには、R岸壁のコンテナ貨物をもってくる。そして、このR岸壁には、フェリーターミナルを移動させるという、ムダのおまけまでついているのであります。 また、更には、こともあろうに、凍結していた公害道路・淀川左岸線2期事業、これを復活推進しようとしているのであります。この道路は、旧阪神高速道路公団が、周辺住民の反対が強い上に、何より、採算がとれないとして建設を断念していたものではありませんか。それを、今度は、残事業費およそ1000億円、この大半を国民の税金でまかなおうとしているのでありまして、本市の負担も数百億円とも言われる程膨大なものになるのであります。財政危機だと言って、市民が切望し、環境にも資する地下鉄8号線延伸は凍結する、その一方で、市民が反対し、環境悪化につながる淀川左岸線は凍結解除する、こんな逆立ちしたやり方は、到底、市民の理解は得られません。建設推進は見直すよう強く求めておきます。
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