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貫通した夢洲トンネルを視察 |
日本共産党大阪市議団は10月3日、先月海底部が貫通した大阪港夢洲トンネルを視察、調査しました。大阪市をよくする会の姫野浄市長候補も同行しました。 大阪港夢洲トンネルは、大阪市住之江区の咲洲と同市此花区の夢洲を結ぶ全長約2.1キロの地下鉄と道路を併設したトンネル。貫通したのは海底部の800mで、トンネルは2008年に完成予定。現在、夢洲には水深15mのコンテナ埠頭があるだけです。 2008年大阪オリンピック招致のためのインフラ整備の一つとして2000年に着工。2001年の招致失敗後も工事は継続され、1300億円もの巨費が投じられています。当面は道路だけで、地下鉄の開通の目途は立っていません。 市議団は、工事用エレベーターで約30m下のトンネルに降り立ち、国土交通省や大阪市の担当者から説明を受け、見学しました。 下田敏人市議団長は、「巨大開発のひとつの象徴のようなものが通ったということです。地下鉄を通す見込みがないのにインフラだけはできた、道路だって貨物を運ぶだけで利用するところは限られています。トンネルをつくるだけで国、地方合わせて1300億円も投じられた。こういうムダ使いの市政を変えるしかありません」と話しました。 姫野市長候補は、「こういうムダ使いはとっくに卒業せんといかん。壮大なムダ使いだということがよくわかった。凍結するしかない」と感想を語りました。
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