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矢達幸市会議員が、住民の反対する

淀川左岸線2期工事は中止、淀川の環境を守れと主張

矢達幸市会議員

2008年3月14日

 3月14日開催の建設港湾委員会で日本共産党の矢達幸市会議員は、淀川左岸線2期事業について質疑。矢達議員は、該当する地域は環境が大変良いところである。特に淀川左岸は環境保全A地区に指定され、淀川河川敷はわが国最初の国定公園とされ昭和50年に淀川河川公園基本計画が策定されている。平成9年には従来の治水及び利水に加え河川環境保全が追加された。市は環境をどのように考えるのかと質問。市は、淀川の自然環境は市内で残された貴重なものであると認識。自然環境に関する河川管理者との協議は平成15年度より旧阪神高速道路公団が生態系の影響を把握し事業に反映することを目的に、淀川左岸線2期、自然環境検討委員会を設立。自然環境問題は必要に応じて環境委員会に諮る。今後、河川管理者と十分な協議をしながら事業を進めたいと答弁。矢達議員は、淀川河川は自然が失われつつあるから警鐘乱打され、利水や治水に加え河川環境の問題が加えられた。関係住民も大変心配されており、また学者からも地下水脈を切ることを危惧する意見が出されている。環境保全に必要な脱硝装置は二期も一期と同じように設置されるのかと質問。市は低濃度脱硝設備の導入の可否は今後の環境状況を踏まえつつ、各環境機関の動向及び自動車単体の環境対策の進捗状況を総合的に勘案し検討したいと答弁。矢達議員は脱硝装置が設置されなければ建設は絶対認められない。また経費の削減といって当初の全体事業費約1262億円から約300億円を削減した。この削減で大きい変更は道路構造である。つまりトンネルの強度を犠牲にし、路肩空間を縮小するなど安全より削減を優先させている。環境からも安全からも問題があり、国の中期道路計画そのものが見直し議論があるなかで、淀川左岸線2期事業の計画は見直しすべきだと主張しました。