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江川議員が阿倍野再開発事業の

「資金不足比率ゼロ」について追及

江川繁市会議員

2008年9月11日

9月11日、大阪市会計画消防委員会が開かれました。日本共産党の江川議員は、あべの再開発事業の2007年度決算で「財政健全化法」にもとづく「資金不足比率ゼロ」について質しました。

阿倍野再開発事業は約2120億円収支が不足しています。2004年度から2008年度の5年間で、一般会計から190億円補填(うち2007年度は48億円)し「資金不足額はなく、経営健全化基準をクリアーしている」と報告がありました。

さらに今後、2009年度65億円、2010年度78億円、2011年度128億円…2030年度まで総計2120億円を補填、すなわち市民の税金を赤字に投入する計画です。

江川議員は、「資金不足比率ゼロで済ます事は、数字のマジックで、あまりにも実態と違い、重大問題がある」と指摘しました。

江川議員は、1994年バブルがはじけた後に都市計画決定、1997年に事業計画の決定を行った63階建てビルの建設は破たんは明らかで、我が党の委員は2000年1月の決算委員会で「この事業は約1000億円の赤字にのぼる」と指摘をし「直ちに情報公開し抜本的な見直しをはかり、傷口を浅くするべきだ」と提起したことについて、全く耳を貸さずに突っ走しり、現在の2120億円につながった。この時期での対応の甘さと責任について、認識を問いました。

都市整備局は「当時、確かにバブルは崩壊はしていたが、地元も非常に再開発促進の機運が盛り上がり、そごうも救出力あったので、計画を作った」と答えるにとどりまりました。

江川議員は節目、節目の徹底的な糾明とその責任の所在を明らかにするため、情報公開と外部委員も含めた、直ちに調査委員会等の設置も視野に入れた取りくみを求めました。

平松市長は「市民の目線に立って、わかりやすい情報公開、情報発信に努めてまいりたい」と答えました。


江川議員提出資料:@阿倍野再開発事業の公債償還財源不足にかかる補てん見込み額

(PDFファイル) A阿倍野地区市街地再開発事業収支見通し