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阿倍野再開発事業会計の

49億円もの繰り出し金について厳しく追及

江川繁市会議員

2008年10月6日

106日、大阪市会計画消防委員会が開かれました。日本共産党の江川繁議員は、阿倍野再開発事業にかかわる経費削減素案について質疑しました。

江川議員は、阿倍野再開発事業会計への繰り出し金49億円が、敬老パスはじめ貴重な市民サービス切捨ての元凶となっていると厳しく批判しました。

江川議員は、阿倍野再開発事業が、なぜ2120億円もの赤字に到ったのか、その経緯と責任の所在など市民が納得する説明や情報公開、緊急に全面的な総括をする調査委員会の設置が不可欠だと主張しました。

柏木副市長は「施行区域が非常に広大で、権利者も多く、事業が長期に及び、その間にバブル経済の崩壊など影響を受け、大きな収支不足を抱え、本市の財政に多大な負担となっていることについて、大変申し訳なく重たく受け止めている。平成16年度の包括外部監査で、収支不足の要因などが分析され、平成19年度の事業再評価で事業計画が妥当と答申を受けている。改めて調査委員会を設置する考えは持っていない」との答弁に留まりました。

江川議員は包括外部監査や事業再評価の内容を紹介し、「計画変更の具体的な記載や、なぜ用地費や補償費を増額しなければならないのか等、詳細な検証などもなく、極めて不十分な指摘に留まっている。事業再評価では2120億円の大赤字を出して大失敗の阿倍野再開発事業が正反対のAの評価となっている」と厳しく指摘し、「市民は全然、納得できない。調査委員会の設置等」を強く求めました。